コンサルティングメニューに関しまして、現状診断の診断書イメージを公開しました。
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私が実施する現状診断は、
- スコープ:生産技術、開発技術、開発―生産連携、要素技術、品質保証
- 指標:不具合活用、作業標準、技術伝承、実績情報管理、プロセス
大きく5スコープ×5指標のMatrixで診断していきます。上記に挙げた5つの指標は、さらに細かく5つの要素に分解し、各要素に対して評点をつけていきます。※詳細はこちら
現状に関するお客様の悩み
コンサルティング会社のおいてもそれぞれ指標を持って調査していると思いますが、私が掲げる指標は基本的には技術を軸にしたものになっています。調査要素指標に対する基準は別途ご相談いただいた方にお話しさせていただきます。
これまで診断させていただいたお客様においては、
「自分たちは世間と比べてどうなんだろう?」
「客観的に見てどう?」
といったご質問をよく聞きます。
世間とのギャップの程度をはっきりと自覚することにより、取り組みの優先順位やリソースの配分等をお考えになることはごく自然なことです。
今を正しく知ることは難しい!
現状診断というと、その診断自体は直接的に価値を生むことはありません。あくまでも、次のアクションを起こすための参考資料として活用するものになります。そのため、
「最初の診断は自分たちでやってみる」
「だいたいわかっている」
「そこにお金をかけたくない」
というお客様もいらっしゃいます。お気持ちは十分理解いたしますし、私が受ける側だったらそうするかもしれません。ところが、皆さん、人間ドックをはじめとする診断はきちんとやられます。お医者様も同じで、きちんといろんな角度から検査をしなければ原因の特定が難しいこともありますが、何より、自らが気が付いていない病魔に襲われているかどうかも知っておきたいからだと思います。
「咳が出ているから風邪だ、だから風邪薬をくれ!」
と判断するのは軽率であることは当然です。もしかしたら肺炎や百日咳かもしれない、でも自分で診断することはなかなかできないことは、これまでの経験からも明らかなことだと思います。そこで医者に診断をお願いするのは、医者は体の健康のプロだからです。私も、ものづくりのプロフェッショナルです。固有の専門技術に関する治療は難しいですが、それは医者も同じです。外科、内科、小児科、産科、婦人科、耳鼻科、、、いろいろな専門医がいるのと同じで、固有の専門技術ではプロフェッショナルには敵いません。
しかしながら、私は医者で言えば総合診療医です。5×5の指標でものづくりの現状を診断することはできます。そして、問題がある箇所であったり、更なるレベルアップの方針を示すことができます。
さいごに
繰り返しにはなってしまいますが、弱みを補うにしても、強みを更に強化するにしても、何をするにしても今を正しく知ることです。客観的な視点と言うこともありますが、他社様の事例も含めた客観的なレベル評価をすることが重要です。診断指標は公開いたしますので、まずは自己診断してみて、さらに客観的な評価を受けて、自らの認識とのギャップを知るのも良い使い方です。
乞うご期待!